「NFTの転売は儲かるの?」
「NFTの転売のメリットやデメリットについて知りたい」
今回はこんな方の質問に答えていきたいと思います。
この記事を読むことでNFTに投資するメリットやデメリット、リスクについて知ることができます。
また、正しい投資の知識を得ること詐欺の被害にあい、大事なお金を失うこともできます。
ぜひ最後までご覧ください。
NFTの転売は儲かる?
結論から言うと、以下になります。
結論
儲かるものもあるがリスクと税金面で注意が必要
NFTの転売は確かにこれから伸びる市場であることは期待できます。
しかしながら現在の法整備や環境を考えるとこのような結論になります。
次のNFT転売のメリット・デメリットで詳しく解説していきます。
NFT転売のメリット
NFT転売のメリットは以下です。
- これから伸びていく市場に投資できる。
- 値上がりしやすい仕組みがある。
- 偽造が不可能なので商品に信頼性がある。
一つずつ解説していきます。
これから伸びていく市場に投資できる。
NFTの市場はここ最近急速に発展してきた市場なため、まだまだ発展途上です。
しかしながら、今後の成長力はめちゃくちゃ期待できる市場なので、これから伸びていく市場に投資できるということはNFTに投資する大きなメリットです。
現在のNFT市場の規模は$30億と言われていますが、今後2027年までに約4倍近い成長を遂げると言われています。(下図参照)
(引用元)https://www.sbbit.jp/article/fj/91075
値上がりしやすい仕組みがある。
NFTはブロックチェーンの技術を使い、あらゆるデータを唯一の物にすることができます。
例えば、あなたがある画像のNFTを保有すれば、そのNFTは世界でただ一人、あなたしか持つことができない物になります。
市場の売買は需要と供給で成り立つものなので、需要さえあれば欲しい人はいくらでもお金を出します。
こういった仕組みは価値が値上がりしやすいので、NFTの需要を理解できれば将来的に値上がりするNFTを保有して売却益を得ることができます。
偽造が不可能なので商品に信頼性がある。
アートの世界でよくあるのは偽物が出回ることです。
しかし、NFTの場合はブロックチェーンの技術により偽造が不可能なので、偽物が出回ることはありません。
また、2次創作を認めているNFTもあるくらいなので、パクリはむしろ歓迎されている環境です。
全てが本物の作品を取引きできますので、偽物に騙されることなく安心して売買できるのはNFT転売のメリットです。
NFT転売のデメリット
NFT転売のデメリットは以下です。
- 税金面で不利。
- 値上がりするNFTの知識が必要
- 手数料が高い
- 損切りが自由にできない
税金面で不利
NFTの取引による税金は現在政府から公式に発表されたものはありません。
しかし、仮想通貨の売買益は雑所得に区分される可能性が高いため、NFT転売による利益も雑所得になる可能性が高いです。
雑所得の税率は給与所得との合計金額に対して、累進課税(稼ぐほど割合が増える税率)で計算されるため、大きく稼げば多額の税金を払うことになります。
(所得税一覧)
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
(引用元)No.2260 所得税の税率|国税庁
ちなみに株式投資の場合はどんなに稼いでも、税率は20%程度なので年収が高い人がNFTで稼ぐと同じ100万円の利益でもたくさん税金を払うことになります。
値上がりするNFTの知識が必要
NFTは今後も急速に成長していくと思いますが、NFTなら何でも成長し儲けられると言えば、そんなことはありません。
むしろ今後多くの企業が参入してくることが考えられるため、競争は激化していくと思います。
つまり今後たくさんのNFTが登場しますが、どのNFTが成長していくのか知識が必要です。
闇雲に投資すれば儲かるという考えで投資すると大きな損失になるでしょう。
手数料が高い
NFTには「ガス代」と呼ばれる手数料のようなものが存在します。
NFTはブロックチェーンの技術を使って取引履歴を記録する作業が必要ですが、この作業を行う方に支払われる報酬が「ガス代」です。
この手数料はNFTを売買したり、仮想通貨を送金したりする時にかかります。
この手数料が高いです。
何度もNFT売買を行って利益を得てもこの「手数料によってあまり儲けることができなかったということもあり得ます。
転売において支払うお金は少しでも少ない方がいいので、こういった費用が高いことはNFT転売のデメリットです。
損切りが自由にできない
NFTの価値が下がってしまった時、売って早くお金に換えたいと思っても、NFTは需要が無いと売ることができません。
NFTは世界で唯一無二のものなので、多くの人がいらないNFTはいつまでたっても、どんなに安くても売ることはできません。
こういった危険性があるということは、NFTのデメリットですし購入するにあたって知っておきたい事実です。
したがって購入する時には、売る時のこともしっかり考えて購入する必要があります。
投資で安定したリターンを得る方法
NFTのメリット・デメリットを考えると、確かに市場は今後大きく成長していくことが期待できますが、「投資」という市場で考えるとまだまだ改善点が多く、発展途上です。
したがって、生活に必要なお金を一攫千金をねらって投資したり、NFT転売で老後の資金を準備するということは絶対にやめたほうが良いです。
あくまで余剰資金のさらに一部で楽しむのがNFT転売です。
もし、投資で安定的なリターンを得て老後の資金を準備したいなら、株式などの伝統的な資産に投資することをおすすめします。
株式に投資することで、おおよそ年間7~8%のリターンが見込めます。
こうした資産にコツコツ投資して老後の資金を準備しましょう。
お金の知識や、投資については以下のサイトを参考にしてください。(画像クリックでサイトに行けます。)
まとめ
今回はNFT転売は儲かるのか解説してきました。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 儲かるものもあるが注意は必要
- NFT市場は今後急速に拡大する
- 値上がりする仕組みがある
- 税金面で注意が必要
- 取引手数料が高い
メリットとデメリットよく理解したうえでNFT転売を行うことは今後の市場の拡大を追い風に大きく稼ぐこともできます。
自分の投資できるお金を正しく把握して楽しいNFTライフを送ってください。
それでは!!